USBフットスイッチ製作 | ||||||||||||||||||||
キーボード用のフットスイッチと言うと、KINESISのような高級キーボードなどではオプションとして用意されていますが、値段が値段だけにそう簡単に手が出ません。またキーボードを分解して配線を外に引っ張ってくる、と言う手もありますが、気にいったキーボードを改造するのはちょっと気が引けます。そこで思いついたのが、USBキーボードを使用するという方法です。Windows98などのOSでは、1台のPCにPS/2キーボードとUSBキーボードを繋げると両方とも動作しますよね(たぶんUSBキーボードx2でもOK)。ですので下記のようにUSBキーボードの基板を取り出して、足で押したいキーの接点にフットスイッチを繋げて、適当な箱に納めれば出来あがり、簡単でしょ。
■必要な部品 ・USBキーボード USBキーボードって、てっきり\1,000-以下で入手できるものだとばかり思っていたのですが、以外に結構するモノですね。色々と探したのですが、一番安かった下記Gatewayのキーボードでも\1,280-しました。なんとなく配列がシンプルな英語キーボードを選んだのですが、よく考えたら内部の基板しか使わないので配列なんて関係無いですよね。「変換」、「無変換」などは英語キーボードにはありませんし、特に使わなくても邪魔になるものでもないので、日本語キーボードを買っておけば良かったとちょっと後悔。 ・フットスイッチとコネクタ 今回は家に転がっていたYAMAHAのキーボード(楽器)のフットペダルを使用。このペダルは[踏むとOFF]なのですが、分解すると両方に接点があって、配線を逆にすることによリ踏んで[ON]にすることができました。ただし他のフットペダルでも同じことが出来るとは限りませんので、購入される際には「踏むとON」のフットペダルを選びましょう。ちなみに Rolandのフットペダルも[踏むとOFF]であったと記憶しています。 それでは作成に入りましょう。まずキーボードを分解してエンコード基板を取り出します。 次にフットスイッチにアサインしたいキーの接点を確認します。 今回使用したキーボード(Gateway SK-9900U)は以下のような接続になっていました。もちろんこれはキーボードによって違いますので参考までに、ということで。 フットスイッチで押したいキーの接点にコネクタを繋げ、さらにフットスイッチ接続、あとは適当な箱に納めれば出来あがり。私はShiftをアサインしてみたのですが、ブラウザを新しいウインドで開く(Shift+左クリック)時や、文章書く時に大/小文字を使い分けるのになかなか重宝してます。「窓使いの憂鬱」などを組み合わせると更に便利になりそうですね。 今回のフットスイッチは高さがあったため、しばらく使用していると足が疲れてしまったのですが、フットスイッチ手前に雑誌を敷いて段差を少なくしたところ、かなり疲れが軽減されました。機会を見てフットレストなども作りたいですね。 キーボード側のCAPSをONにすると、それに連動してフットスイッチ側の基板のLEDも点灯するので、LEDの付いていないミニキーボードなどでは重宝しそうです。 さらにフットスイッチを沢山ならべてアプリを起動したり、カット、コピー、ペーストを行ってみたり、色々と拡張してみるのも面白いかもしれませんね。 (06/07/08) |
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