ALPSメカニカルスイッチ リニアアクション
TOSHIBA J-3100のラップトップ機などに使用されてたキーボードは、下記のように、押し込んでいくとリニアに荷重が増えていく自然なタッチのキースイッチが採用されていました。打音もカコカコッ気持ちよくて「あのキータッチは良かった」なんて声を今でも聞きますね。
 
東芝のRUPOというワープロも同様のキースイッチを使用していたため、今回はこちらを分解してみました。

上カバーを空けると、中央にスプリング、奥に接点が確認できます。非常にシンプルな構造ですね。
 
スイッチを押し下げると、バネが縮んでリニアに荷重が増していきます。
(今回は動画無しです。動作的に面白くないですしねぇ)
 
接点部は下記のように、中央を押すと「OFF」、放すと「ON」という感じで、普通のスイッチとは逆のイメージです。
 
上記の接点部は、中央のスライド部横の凸部
によってOFF/ONされます。
 
キーを放した状態ではスライド部の凸部が接点部を押して「OFF」になっていますが、押し下げると凸部も下がり「ON」になるわけですね。
 
このようにシンプルな構造のキーボードですが、なかなか良いタッチをもっていますので、機会がありましたら是非とも触れてみてください。ただし後期の機種になるとカサカサとした感触が増えているような雰囲気でした。同じキースイッチでもタッチが変わってくるのはなかなか興味深いですね。
(01/06/28)
 
  
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