Introduction |
パーツにカーボン柄のカッティングシートを貼って、カーボンパーツ風に仕上げようというお話です。曲面はドライヤーで熱してシートを伸ばしながら貼りつけます。下記チェーンガードで材料費は\500-ぐらい。結構それらしく仕上がってるでしょ。 ただし熱するという関係上、ベースのパーツにダメージ(後でシートを剥したら表面が汚くなっていた、パーツが曲がった、等)を与える可能性もあるので、その辺りはOWN RISKでということでご了承願います。 熱して伸ばすという技はZX-7R乗りのYasuさんのページで知りまして、ホント目から鱗が流れ落ちました。Yasuさんのホームページはこちら。 -2001/02/29 コメント追加------------------------ Yasuさんがまたしてもやってくれました! 今度はラムエアダクトカバーとフロントフェンダーです! 私なんかはこのチェーンガードが初めてだったのですが Yasuさんは2度目の作成と言うことで さすがツボを押さえていてめっちゃ参考になります その他純正Rフェンダーを流用したフェンダーレス化や ももっちさんのタンクカバー作成など 自作er必見のコンテンツ満載、お勧めです! >PADDOCK PASS ---------------------------------------------- |
必要なもの |
●カーボン柄のカッティングシート 大きめのバイクショップやオートバックスなどのカー用品店で扱っていると思います。私が購入したのはAMUZ?というメーカーのモノでした。 シートはかなり厚く固かったので「ホントにこんなの伸びるのかな?」と不安だったのですが、熱すると柔らかくなって面白いように伸びてくれました。 -2001/05/23 コメント追加------------------------ カーボン柄カッティングシートには、アクリルとポリエステルのものがあり、後者は熱しても伸びないので要注意! ●伸びるシート: AMUZ(アミューズ?) ●伸びないシート: MECCA ファンシィカッティングシート Xelvis turbo乗りのdenさん、情報ありがとうございました。 ---------------------------------------------- ●熱するためのドライヤーと切るもの 細かい凹凸部に貼る場合は、綿棒などがあると便利です。 |
前準備 |
今回は下記のチェーンガードに貼ってみたいと思います。 シートは伸ばす事は出来るが縮める事は出来ない、という事を念頭に、予めどのように貼っていくかを決めておく事が大切です。 平面はそのまま貼れますから、曲面を見ていきましょう。 下記の部分は窪んだところへシートを伸ばしながら貼ればいいので特に問題はありません。 ネックとなるのは矢印の部分。ここはどうやってもシートが余ってしまうので、シートに切込みを入れる必要があります。(詳細は後で説明します) もちろん単純なパーツでしたら切込みを入れる必要はありません。切込みは入れると見た目が悪くなりますからね。ただし無理なところはどうやっても無理なので、事前にパーツの形状を見極めて、切込みを入れる場合は最小限にとどめるようにしましょう。 |
作業開始 |
まずは汚れ、油などを落としましょう。 これを真面目にやらないと、使用しているうちにシートが剥れてきてしまいます。 カッティングシートを貼る対象に合わせて切り取ります。 初めて作業を行う場合は、余った切れ端で練習する事をお勧めします。 |
シートの貼りつけ-1 |
台紙を剥がして対象に貼りつけます。対象が大きい場合は段階的に作業を行うので、台紙を全て剥さないようにしましょう。作業をしている間に色んな所に貼りついてしまうからです。下右のように、剥した部分の台紙は切り取っておくと作業の邪魔になりません。 ドライヤーで暖め、シートが柔らかくなったら指で、細かい所は綿棒などで貼り付けます。暖めるとしばらくは柔らかいので、ドライヤーを置いて作業しても構いません。 空気はなるべく入らないように作業しますが、万が一入ってしまったら、シートを剥して空気を抜いてから再度貼りつけるか、それが無理であれば針などで小さな穴をあけて空気を抜きましょう。 シートの貼り方は、まず下記のように全体に貼りつけ、その後に熱しながら細かいところの作業を行います。 前述したように、シートは伸びますが縮める事は出来ませんから、シートが余らないように注意しながら作業しましょう。 これで前面は仕上がりました。 |
シートの貼りつけ-2 |
次は背面です。 前述したように下記の部分はどうしてもシートが余ってしまいますから、切込みを入れて貼りつけます。 無事に貼れたら重なった部分をカッターで切り取ります。 これで貼り付けは完了です。 |
余り部分の切り取り |
余った部分をカッターで切り取ります。 角が丸い個所は、下記のように内側に丸め込んでも構いません。 今回はチェーンガードという過酷な状況にさらされるパーツなので、丸め込んだシートの上からさらにシートを貼ってみました。(3Mのカッティングシート[黒]) |
完成!! |
以上で完了です。 やはり大切なのは、事前にどのように貼るかシュミレートしておく事ですね。カーボン柄のシートはかなり高価(私の買ったところでは\250-/10cmでした)ですから。 もし実践されたからがいらっしゃいましたら、完成写真をK.Tanakaまでメール頂けると嬉しいです。このページ上で紹介させていただきますので。 また、なにか不明点などありましたらお気軽にK.Tanakaまでメール、又は掲示板でご質問下さい。(2001/01/02) |