レッドアンクルさんに続いて、_@”さんからもアップハン化のレポートを頂きました。
レッドアンクルさんとの相違点は
1.クラッチワイヤーの長さが全く足らない
2.チョークワイヤーの長さも全く足らない
3.ハンドル末端の振動が激しく、重いバランサーを装着して対処
の3点とのこと。
なるほど、必ずしも元のワイヤーを流用できるとは限らないんですね。貴重な情報ありがとうございました。
以降に(_@”さんのレポートを掲載させて頂きます。
-アップハンカスタム報告(_@”さん)-
私のアップハン化の理由も、レッドアンクルさんと全く同じで、とにかくハンドル位置が私の体にあわないことでした。また、疲れてくると体が下を向きやすく、視界が狭くなってしまうポジションであることにも不安・不満を感じておりました。
さて、私のレポートに関しても、あくまで自己責任でお願いいたします。
■準備したもの
当初に用意したもの
POSH製Kawasaki車用ハンドルホルダー |
\16,000- |
POSH製ステンレススーパーバイクバー |
\3,000- |
グリップ |
\1,000- |
粘着防振スポンジゴム(2mm厚) |
\290- |
グリップボンド |
\550- |
タイラップ各種 |
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当初に用意したもの
Balius用 STDクラッチワイヤー |
\2,500- |
Kitako製ステンレスバーエンドキャップ |
\2,700- |
工具
6角レンチ(サイズ5および6) |
ニッパー |
カッター |
ドライバー |
ボックスレンチ(タンクの取り外しに使用) |
タイラップ各種 |
■作業
基本的にはレッドアンクルさんのレポートに従いました。
まずバーエンドキャップを外し、ホース、ハーネス類を固定しているタイラップを切断した後に、ハンドルに付いている機器類を取り外しました。が、ここで大問題。どうやってもアクセル側のバーエンドキャップがはずせません。悪戦苦闘のあげく、結局「キャップ根元からハンドル」を切断するという大技に出ました。素材自体はそれほど堅くはなく、通常の金ノコで5分もかからずに切断できました。ノーマルハンドルに戻したくなっても、適当なキャップを選べば何とかなりそうです。
ハンドルバーを取り外すときには、サイズ6のT字型6角レンチ(先端ボール型)を用いました。全体の長さが20センチ程度、末端(T字の横棒部分)が8センチほどあるものです。何処かで話題になっていましたが、力のかかる部分に用いても問題はなさそうです。
全ての機器類を取り外した上ででハンドルバーを取り外し、まずブラケットを装着。次にハンドルを仮止めして、ブラケット位置を調節した後、ブラケットとハンドルバーを固定しました。スイッチボックスの取り付けは、レッドアンクルさんにならって、突起部分を切断した後、スイッチボックスとハンドルが接触する部分に防振スポンジゴムを貼り付け、グリップボンドを塗った後にハンドルバーに固定しました(いきなりツーリングに出ましたが何ともなかったです)。
私の場合、機器類の取り付けにおいていくつか問題がでました。電装系の取り付けについては、ハーネスを固定しているタイラップを外して、若干の余裕を作ってあげて再度固定すればOKだったのですが、クラッチ、アクセル、チョークワイヤについてはそうはいきませんでした。まずクラッチですが、絶対的な長さが足りません。アップハンにしてはそれほど高くないものを選んだのですが、取り回しを変更してもダメでした。現物を用品店へ持っていってスタッフと相談したところ、ノーマル(アウター92センチ)に対してあと5センチあればよいだろうということになりました。で、代用が効くものをさがしたとろ、バリオスのものがアウター100センチ、インナーも同程度の長さで、タイコの形やクラッチケース側のアジャスタのサイズもぴったりだろうという結論に達し、購入。実際これでバッチリでした。
アクセルワイヤーについては、燃料タンクを取り外し、ワイヤーを固定しているタイラップを切断し、ステム左側をまわっていたワイヤーを、右側へ回すようにして、無理な形にならないように調整した後、再度固定しました。バーエンドには手元に転がっていたオフ車用のキャップをはめました。
さぁ、これで完成、と思われたのですが、試乗してみると、右にいっぱいにハンドルを切ったときにエンジンの回転が不安定になるというトラブルに遭遇。右コーナーでストールしかかるという恐怖のマシンと化してしまいました。はじめはハーネスを接触不良にしてしまって、キルスイッチ
が誤作動をしてしまったのかとおもいました。が、まれに回転があがってしまうことがありました。これはキルスイッチではありません。アクセルワイヤーの取り回しの問題かと考え、再度タンクを外して確認したところ、なんとチョークワイヤーがつっぱっていることが判明。ハンドルを右に
切るとチョークがひかれてしまっていたのです(笑)。チョークワイヤーもやはり絶対的な長さが足らないので、代用品を探してくる必要がありそうですが、とりあえずステムの左側を通し、フォークの間も通さないように取り回して接続すれば問題はなくなりました。
さて、200キロ程度を試乗したところ、ハンドルバーの振動が激しく、バイクから降りて30分以上も手がしびれてしまいました。そこでショップで一番重そうだったKitako製のステンレス製バーエンドキャップ(バランサー)を装着。振動問題はあっけなく解決しました。
運転感覚の変化は、まず視界が非常に広くなったことです。夜間走行が非常に楽になりました。次に、タイトコーナーでイン側に切れ込んでしまうようになりました。慣れるまでは正直おっかなびっくり運転していたので、ますますそう感じたのかもしれません。
軽量なアルミハンドルではなく、見た目の問題であえてステンレスハンドルを選択し、それにあわせてステンレス製バーエンドキャップを装着。フロント周りがぴっかぴかで無茶苦茶格好よくなりました。全体的に精悍なイメージになった気がしています。フロントブレーキのホースやチョー
クワイヤーも、近々もっと余裕のあるものに交換してあげたいです。
当カスタム化においては、千葉県沼南町のライコランド千葉店にお世話になりました。
以上です。(01/07/16)
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